梵我一如の先

恥と痛みは誰が為に。

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自殺は防御反応・自然現象

 

 

さっきツイッターで自殺についてのツイーヨ見て、色々思ったから少し書き残す。

 

 

あなたは、こんな話、聞いたことあるかな。

 

 

───とある少女が、踏み切りの近くで遊んでいた。

警笛が鳴って、少女はちゃんと踏み切りの外に出て、離れたところで電車の通過を待っていた。

 

すると、目の前で、電車が脱線して横転して大惨事になった。

 

幸い、少女はちゃんと離れてたおかげで無傷だった。

 

少女は、死んだ。

 

 

───って話。

 

これ、実話なんだけど、とりあえず少女がなんで死んだのかが疑問じゃない?

 

少しうろ覚えなんだけど、原因は、あまりにもショッキングな出来事すぎて、少女の脳が膨大な情報と感情を処理しきれなくて、シャットアウトしちゃった(精神性ショック死)って結論付けられたんよ。検死で。

確か5歳に満たなかった女の子だったはず。

まだ色々と未熟すぎたゆえの、悲劇やってんなって思った。

 

 

察しの良い人ならわかることだけど、人の体は、限界の状態になると機能を停止するようにできてて、ガチめで死にたいと思い始めたら、自分の限界が近付いてるサインなんよ。

少女と同じ現象が、緩やかに起こってると言っても過言ではないんさ。

 

 

で、よく聞くのが、誰かの悩みとかむなしさに対して「そんなことくらいで」って言葉。

 

あなたも、人生の中で、言う側にも言われる側にもなったことあるかもしれない。

僕は正直、言う側にもたくさんなったし、今でもそう思っちゃいそうな時がある。

だから堂々と言う側を批判できない。

 

人によって感じ方や感じる対象が違うことは、今までのエントリーで力説しまくったからもう割愛するけど、ここで僕が言ってるのは「苦しみの理由」なんてことじゃなくってさ。

正直、そんなことが問題なんじゃなくて。

悩みや苦しみ、その出来事の大小や重い軽いは本当にどうでもいいことで、一番最初に見るべきとこではない。

 

もっとストライクに、もっと狭く、ジャストミートしたいところ、たった1つの最優先の確固たる真実は、

 

苦 し さ を 感 じ て る

 

ってことなん。

…………はっ?って思うかもしれんけど、そういうことなん。

 

そして、次に知るべきことは、

 

も う す ぐ 溢 れ る

 

ってこと。

…………はっ?って思うかもしれんけど、そういうことなん。

 

 

 

 

「雨の中で、バケツ一杯の水を、こぼさず空っぽにしてください」

 

って状態で、なんでバケツに水が入ってんの!って怒る人とか、挙げ句にわざと水を足してこぼす人が多すぎるんよ。

 

心というバケツに苦しみという水が満タン近く入ってる。

溢れたら、そこら中に広がって、あらゆるところに浸みて、被害がどんどん広がって、洪水になる。

 

自然現象なんだよ。

 

防ぐ方法なんて、考えれば色々ある。

 

傘を差して雨を入れないようにして、蒸発するまで待つとか、飲み干すとか、スポイトや注射器で少しずつ外に出すとか、ホースで吸って自動で排水する(サイフォン原理)とか、煮沸するとかさ。

 

んで、どうしてもできない、わからない、めんどくさい時は、ギブアップして忘れるってのも一つの選択肢で、バケツの水を無駄にこぼさない手段だし、立派な愛の形。

 

 満タンまで溜まったことをどうこう言っても仕方ないし、バケツ一杯の水はちょっとやそっとじゃ動かせないくらい重いから仕方ない。

 

 

一方で、バケツを密閉して圧力をかけたら、もう少し水は入る……ってのが「我慢と忍耐」の状態だよね。

 

その圧を強くすればバケツが割れる

緩めたら水が大噴出

 

つまり自殺か、殺人か。

 

殺意が、自身に向くか他者に向くかの違いだけ。

 

100%、この仕組み。

だって、自然現象だから。

 

 

実際の心は、目に見えないから、どんどん容積を増やすこともできるし、限界を無くすこともできる。

詰まるところ、それが本当の「成長」と「幸せ」なんだろうと、思う。

 

でも、バケツが満タンの状態でバケツをどうこうしようとすると、どうしても振動や力が加わって、やっぱり水が溢れてしまうんだよ。

 

物事には順序ってもんがあるのは、なんでも一緒。

 

良いとか悪いとか以前に、自殺は自然現象で、起こって当然の結果なんだ。

 

強いて言うなら「水を足した人とこぼした人」は、動機だね。

 

だけど、実はその人らのバケツの方が先に溢れてしまってたのかもしれない───ってとこまで、大勢が思いを馳せられたら……ヌクモリティが溢れるのになぁ。