梵我一如の先

恥と痛みは誰が為に。

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糖質制限に向いてない人

 

新年から、例に洩れず調べ物をしていて、こういう記事を見つけた。


【「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文】
https://www.google.co.jp/amp/toyokeizai.net/articles/amp/190605


‪「長生きした人は脂質を多く摂ってた」‬
という研究結果。

 

でも、「長生きしてた人が脂質を多く摂ってた」ことと「脂質を多く摂れば長生きする」ってのは全然違う意味。

脂質の代謝能力は人によって違うから、僕のように完全糖質制限でとんでもなく体調崩す人も居る。
高タンパク+高脂肪でしっかりカロリーを摂ってて、運動もしっかりしてても。


‪例えば、赤ちゃんのお母さんが脂質を過剰に摂取してたら、赤ちゃんの乳児湿疹が超ひどくなり、脂質を完全に断ったら治ったってケースもある。(再び摂取したら再発)‬
つまり、脂質によって母乳になんらかの影響があったと考えられる。

乳製品や種実類は変化が顕著。


‪この代謝異常が、日本人特有のものなのか、抗生剤使用による腸内細菌の菌交代によるものか、はたまた、脂肪酸は運動によってエネルギーとして消費されることから慢性的な運動不足による代謝低下なのかは、まだ情報が少なくてハッキリわからない。‬


‪ただ、相対的に考えると、運動習慣が全く無い人で、いくら脂質を摂っても体調を崩さないみたいな人も居ると思うから、人種や運動習慣の有無は、脂質による体調不良とは無関係だと思う。‬


‪太る⇔痩せる に関しては多少運動は関係あるけど、でもいくら食べても太らないギャル曽根さんや、活動的かつ少食でも太ってしまうメイプル超合金の安藤なつさんを考えると、運動習慣は直接的な関係がない気もする。‬

‪となると、やっぱり各自の保有菌の違いの可能性が高い。‬

ギャル曽根さんの腸内細菌の半分はビフィズス菌らしい。(恐らくB-3という種類)

あと「1日に青汁1杯だけで20年生きてる女性」が居て、その人の腸内には、牛みたいに植物からアミノ酸を生み出せる菌が多いらしい。一般人の100倍だとか。
つまり草食動物ってことだ。

‪この菌は「クロストリジウム」というんだけど、実は乳児の腸内細菌は、クロストリジウム・ディフィシルという菌が80%を占める。‬
‪赤ちゃんも完全に草食動物レベル。‬

ただ、大人の腸内にC・ディフィシルが増えると大腸炎になるのが現在の常識で、乳児にはその菌が産生するトキシンA・Bっていう毒素の受容体がないから発症しないんだ、と言われてる。

‪じゃあ、前述の青汁女性には、その受容体がないのか?‬
‪そんなわけないんだよね。大人だし。その方は高齢だし。‬
‪これまで色んな毒素を感受してるはずだから。‬

別の菌に感染・感作したことによって、二次的に増えると考えた方が辻褄が合うというか、自然なんだよね。

 

それに、C・ディフィシルが多いと、制御性T細胞が増殖してアレルギーを抑制するという、マウスでの実験結果もある。

これについては、クレブシエラ菌でも同じような実験があるから、一概にはいえないんだけど。

 

‪乳児のC・ディフィシル保有率が80%、青汁女性が約10%、一般人が0.1%だから、ここから察するに、母乳から離乳食に移行する時の食事によって動物性たんぱくや植物油、動物性脂肪に順応していくことと、病気などで抗生物質を使うこと、それらに従って、菌のバランスが変わっていくんじゃないかと。‬
‪そして順応できなかった場合が「アレルギー」なんじゃないかと。‬

‪もちろん、呼吸によっても菌やウイルスは体内に侵入するんだけど、腸内は消化器だから、やっぱり経口摂取したものに大きく左右されるはずなんだよね。‬

‪あとは、タバコによって脂肪酸が酸化して炎症を起こしやすくなるとかもあるけど、ここでは割愛。‬


‪まとめると「糖質を食べたら食べただけ太りまっせ」って人が糖質制限に向いていて、「炭水化物や糖分を摂取しまくってもそんなに体型が変わらず、脂質を摂ると肌や体調が悪くなる」って人は、糖質制限やるなら慎重にやった方がいい。‬

‪ただ、炭水化物や糖分を食べまくっても太らない人は、食べ過ぎても変化がないから気付かなくて、糖尿になりやすいだろうからそこは運動量が物を言うよ。‬
‪筋トレでブドウ糖消費しないと、一直線。‬
‪ご注意を。‬